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ラジオ大阪・毎週水曜日17時45分~医療健康番組放送記事

老化はからだの錆び「酸化ストレス」と活性酸素

ラジオ大阪・医療健康番組「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」

eyecatch老化は、食生活の乱れによる腸内細菌叢の悪化や血液の異常、運動不足など、さまざまな要因が絡み合って進行しますが、体の錆びも関係しています。

体の錆び?体って錆びるの?と思われると思いますが、分かりやすく言うと体の酸化です。

酸化は酸素が物質と結合する化学反応です。鉄や野菜、果物が古くなると茶色く変色します。

同様に私たちの体の中でも酸化は起こります。

酸化で細胞が傷つき、体を蝕む事を「酸化ストレス」と呼びます。

酸化ストレスは、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させます。

酸化ストレスは、シワ、シミ、認知症、癌、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病、老化に伴うすべての病気に関係していると言われています。

体が錆びるのは活性酸素が原因です。活性酸素は体には有害と思っている方が多いですが、人間が生きている上で欠かせない物質でもあります。

過剰な活性酸素は害となりますが、活性酸素が極端に減ってしまうのも良いことではありません。

活性酸素は免疫機能を維持し、細菌やウイルスなどから感染を予防する働きや、排卵、受精、細胞の分化などにも係わっています。

白血球の中の好中球が活性酸素を産生していますが、好中球の機能低下で活性酸素が極端に減れば、細菌やウイルスを退治できなくなって、感染症にかかりやすくなるでしょう。

活性酸素は健康維持には必要なのですが、増えすぎると有害になります。

過剰な活性酸素は細胞を傷つけ体を蝕みます。

活性酸素が増える要因としては、ストレスや血液の異常、その他血液循環不良、化学物質、炒め物や揚げ物などの酸化した油、食生活のアンバランスなど様々な要因があります。

体内で生成される活性酸素の代表的な種類はスーパーオキシド、一重項酸素、ヒドロキシラジカルです。特に活性酸素の中で毒性が強いものは、ヒドロキシラジカルです。

過剰な活性酸素は体を酸化させるので抗酸化物質を含有する食品を食べる事も予防には有効です。

抗酸化物質とは?解りやすく言うと、酸化しやすい物質、食品添加物などで使用されるビタミンCやビタミンEなどです。

酸化防止剤として使用している加工食品やサプリメントがあります。

栄養成分が酸化する前に酸化防止剤が酸化して、栄養素を守る為に使用されています。

私たちの体も抗酸化物質含有食品を食べる事により、細胞の酸化を軽減する事が出来ます。

体内でビタミンAに変わるβカロチン・人参、ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜。

ビタミンC・野菜、果物、いも類。ビタミンE・ナッツ類、カボチャ、植物油。

ポリフェノール・緑茶、紅茶、赤ワイン、ゴマ、玉ねぎ、黒豆、大豆、ウコン、米ぬか。

硫黄化合物・ニンニク、ネギ。その他にも様々な食品があります。

そして最強の食品は、腸内発酵を促進する食べ物です。和食中心で発酵食品を種類多く食べる事です。

腸内善玉菌が優勢になると、大腸下部に棲んでいる酪酸菌やバクテロイデスが、食物繊維を餌に発酵して水素ガスを造り、その水素が活性酸素を除去してくれます。

1gの糖質が腸内発酵すると約250㏄の炭酸ガスと50㏄の水素ガスを作ります。

皆さんが呼吸から排出している炭酸ガスの半分は実は腸で造られているのです。

また腸で造られた水素の80%以上が体内で様々な働きをしている事も分かっています。

酸化ストレスの目安は病院の検査でも測定できます。

活性酸素などにより白血球の遺伝子が損傷したときに生成する物質8-OHdG(エイトヒドロキシデオキシグアノシン)検査費用は保険外になりますが、ご興味のある方は検査してみて下さい。

8-OHdGは女子栄養大学大学院の研究でNASH(脂肪肝)患者の28日間の治験を行っています。

乳酸菌生産物質を摂取して様々な検査をしていますが、その中で8-OHdGの平均値・摂取前6.2±6.7が28日間で3.9±3.2まで大幅に下がりました。

大幅に下がった患者さんの結果ではAさん11.9⇒4.4、特に高かったBさん23.2⇒2.2まで下がりました。

腸内発酵を促進する食事で、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌、バクテロイデスなどの善玉菌すべてを増やす事が、健康維持やアンチエイジングには重要です。

基本は和食、ご飯、発酵食品、豆類、野菜、海草、根菜類、キノコ類、ゴマやナッツ類などの植物の種もお召し上がりください。    


ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC260218_Dr_K_Egao.mp3

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